室内建具の注意点 ①ドア(開き戸) | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

室内建具の注意点 ①ドア(開き戸)

kikitsuHome Diary

こんにちは。
我が愛犬ぷりんさんに連日午前3時に起こされている関西弁のクマです。
ぷりんさんも、はやいものでもう12歳。
なので、起こされるのはいいのですが、朝パトロール後に即座にいびきをかいて寝るって…
誰に似たのでしょうか?

さて、今回のブログはお家の室内建具についてお伝えしようと思います。

室内建具というのは、お部屋に出入り可能な仕切壁のことです。
簡単に言うと出入口のことですね。

種類はたくさんあって「ドア(開き戸)」「片引き戸」「引違戸」「引込戸」「折戸」などがあります。
その中にも「両開き戸」があったり「3枚引違戸」など、多種多様な室内建具が存在します。

お家を計画する際に好みで決めていいと思いますが、特徴を理解しておいたほうがいいんじゃないかな。
なんて思ったので今回から何回かに分けてブログにしてみようと思います。

で、最初は一番メジャーである「ドア(開き戸)」の特徴をお伝えします。

ドア(開き戸)

お部屋の出入口にある洋式の建具のことを言います。
個室の出入口やトイレなどに使う事が多いでしょうか。

上の画像のグレー部分がドア(開き戸)です。
ちょっと画像のお部屋は特殊で2室続き(後で仕切壁を作る予定)なので、1室に2つのドアが設置されています。

ドア(開き戸)を開けると、こんな感じ。

みなさんご存じのとおり、当然このように開きます。

特徴としては、本体の片側にヒンジ(丁番)が付いていて、そこを中心に弧を描きながら本体が動きます。
文字での表現ってめちゃめちゃ難しい…

で、ここからがお伝えしたい注意点!

スペースが必要

ドア(開き戸)はお部屋のスペースを利用しながら開閉します。
ってことは、ドア(開き戸)の部分には物が置けなくなっちゃいます。
これは今までの生活の中でご存じだと思うので、それほど注意する必要はないのですが実は人も立てません。

つまり、ドア(開き戸)の正面に立っているとドアを引き開けることはできないですよね。
無意識に行動していますが、ドアを引き開ける際には必ず一歩横に移動するか一歩後退してドア(開き戸)を開閉する必要があります。

このことは結構重要で、ドア(開き戸)を設置したお部屋が狭かったり棚だらけだったりすると窮屈又は不便に感じたりします。
この理由から、バリアフリーを重視している建物にはドア(開き戸)が減ってきています。
車椅子でドアを開けるって大変ですもんね。

それと忘れがちなのが、床にひく絨毯やマットです。
ドア本体の下部には床と少し間が空いているのですが、マット等の厚みによっては干渉してしまいます。
脱衣室やトイレなんかの時には要注意です。

そしてもう一つ。
階段を登りきったところにドアを設置すると危険ですね。
階段を上ってきた人は、まさかドアが開くとは考えていないので、急にドアが開くと落ちかねません。

こんな風にスペースを使用するという事は、色々なデメリットが発生しやすいってことを覚えておいてください。

ドアストッパー

多くの場合お部屋の壁に向かって開くことが多いと思います。(上の画像みたいに)
そうすることで開いたときにドア本体が邪魔にならないからです。

でも、壁に向かって本体が動くことになりますので、把手が壁に当たる可能性が…
また、壁にカーテンレールやニッチ等を設置してる場合は注意が必要ですね。
当然壁やカーテンレールに当たってしまうと傷ができてしまいますので、ドアストッパーと呼ばれるドアの動きを制限する部品が必要になります。
これ以上開かないでね。って部品のことです。

これがめちゃめちゃ目立つんです。
色々なタイプがあるのですが、喜々津ホームでは床に目玉みたいな部品を埋め込んでます。
昔ほど目立つわけではないですが、やっぱり何もない方がすっきりしますよね。

有効開口幅

有効開口幅というのは、ドアを開けた状態で通れる部分の幅のことを言います。
いっぱいに開放しても本体が邪魔しますので有効幅は考えないといけませんね。
せっかくお家を建てたのに、気に入った冷蔵庫が搬入できない!
なんてことになったら笑えないです。

また、人が通る幅は60cmあれば大丈夫と言われていますが、荷物を抱えていると変わりますよね。
なので、荷物を抱えて出入りすることがドアは要注意です。パントリーやシューズクロークなんかが代表的かな。

結構注意点ってあるでしょ。
悪い部分だけではなくていいところも当然あるんですよ。

引戸と比べればという事になりますが、ドアの方がデザイン性に優れることが多いです。
カッコいい把手なんかを採用しやすかったり、本体の装飾デザインも引戸よりバリエーションが多いみたいです。

ドアは閉めたときに「戸当たり」と呼ばれる部分に当たることで止まることになります。
このことから引戸に比べて気密性が高くなります。

気密性が高いという事は、音漏れや光漏れなんかが少ないってことですね。
トイレにドアが採用されることが多いのは、こういった理由からです。
寝室なんかにも向いているとも言えますね、音・光漏れが少ないから。

ってことで、今回はここまで!
注意点を気にしつつ、好みで選択してください。

ほな!また!

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