単層(無垢)フローリングのメリット、デメリット
こんにちは、クマです。
9号・10号と台風が連続だったので、愛犬「豆柴と言われていたのに体重17キロもある柴犬ぷりんさん」がストレスで元気がありません。
とは言え、食欲旺盛なんですが…
さて、今回のブログは前回フローリングの種別についてお伝えいたしましたが、その続きでフローリング種別によるメリットデメリットをお伝えしたいと思います。
フローリングには、単層(無垢)フローリングと複層フローリングっていう大分別があって、その複層フローチングには挽板フローリング、突板フローリング、シートフローリングがあるんだよ。
ってことは前回お伝えいたしましたね。
喜々津ホームの様に注文住宅でお家を建てている住宅会社だと、単層(無垢)フローリングを勧められることが多いと思います。
実際クマもお勧めしています。
では、なぜ単層(無垢)フローリングをお勧めするかというと、気持ちの良さです。
それと、上質感です。
抽象的表現だと思われるかもしれませんが、実際に生活し始めると感じる事が多い部分になります。
でもこれではメリットの説明にはなりませんので、具体的にピックアップしてみましょう。
単層(無垢)フローリングのメリット
熱伝導率の低さ
まず、木が持つ熱伝導率の低さがメリットになると思います。
熱伝導率が低いという事は、暑い時熱くなりにくく、寒い時冷たくなりにくいという事ですね。
つまり、季節に左右されず素足で快適に過ごせることに繋がります。
調湿作用
そして調湿作用があることが挙げられます。
もちろん除湿器の様な期待は出来ませんが、湿気が多くなれば吸収し少なくなれば放出します。
欧米に比べ湿度が高い日本で、古来から木材が多く利用されてきた理由もここにあると考えられています。
実際に奈良の正倉院は木材のみでできていて、宝物殿として1,300年も大切な宝を守っています。
精油効果
そして意外と知られていませんが、カビや細菌類に強くダニなども発生しにくい事が挙げられます。
木の種類にもよりますが、木に含まれる精油にはこれらの増殖を抑える効果があります。
この事も快適に暮らせるメリットですね。
ストレスを和らげる。なんてことも言われています。
正直言ってこの事についてはあんまりよくわかりません。
でも、日本人の遺伝子に組み込まれた安心感があるのかもしれませんね。
海藻の多糖類を分解できるのは日本人だけって研究結果があるように。
こんな風にメリットを挙げていくと、暮らしやすさに繋がることが多いでしょ。
なので、単層(無垢)フローリングのメリットは「気持ちよさ」って事なんですね。
さて、皆さんお待ちかねのデメリットです。
単層(無垢)フローリングのデメリット
まずもって基本的に高額である。
このことは致命的にデメリットになると思います。
予算が合わず、単層(無垢)フローリングを諦めた方も多くいらっしゃいます。
そして、同じ種類の木材でも、品質が一定ではない。
これは自然素材だからこそですが、木目、色、肌触りなどが一定ではありません。
膨張や収縮し、反りや割れ、隙間が発生しやすい。
メリットである調湿効果の副作用と考えていいと思うのですが、一年を通して全く同じ状態であることはありません。
傷や水に弱い。
木材の種類にもよりますが、杉やパイン等では簡単に傷ができます。
椅子を動かしたり、家具を置くだけで跡形が残る事もあります。
コップに着いた水滴なんかに気付かずにいると、シミになったりします。
メンテナンスフリーではない。
どの様なフローリングでもメンテナンスは必要ですが、一番邪魔くさいのではないでしょうか。
暖房機器に弱い。
コタツやストーブ、ホットカーペットなんかに対応していない事が多いです。
これも調湿効果の副作用で、反りや割れなどを誘発してしまいます。
対応品もあるようですが。
変色する。
経年変化で色味が大きく変わります。
なので、ある時「あれっ?」と気付く瞬間がきます。
匂いがする。
代表的なのが桧でしょうか。
温泉旅館の露天風呂なんかに行くと、総桧風呂なんてのがあって独特の臭いがしますよね。
多かれ少なかれ匂いはします。
といったデメリットがあります。
こうやって書いてみると、デメリットの方が多い事に気付きますね。
でも、注文住宅で単層(無垢)フローリングが人気があるのは、やはり気持ちの良さや上質感を感じるからなんだと思います。
偽物より本物が良いな。って、やっぱり誰しも感じるんでしょうね。
ってことで、今回はここまで!
ほな!また!