平家のお家の勘違い | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

平家のお家の勘違い

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
先日、奥様に「テレビが見たいです。」と直訴したところ、PS4用に使用していた(はずの)21インチモニターを宛がわれた関西弁のクマです。
大トトロやのに小さい…

さて、今回はとっても人気のある「平家」について、お伝えしようと思います。
実は、平家のことを勉強していくと、クマも少し勘違いしている事が多かったんです。
なので、改めて平家について考えてみましょう。

平屋の価格の常識

同じ床面積の平屋のお家と2階建てのお家を比べると、基本的に平屋建てのお家の方が建築費は高くなります。
これは、本当にそうなんです。

例えば、30坪の建物で考えてみましょう。
総2階(1階と2階が同じ広さで同じ形状)のお家だと、当たり前ですが1階15坪と2階15坪のお家になりますね。
この場合、1階は2階と同じ広さと形状なので、1階には屋根が要らない事になります。つまり、屋根の広さは2階の15坪の広さだけになります。
また、基礎についても同じで、1階の15坪の広さ分だけ基礎はあればいいということになりますね。

これが、平家だと…
当然、屋根も基礎も30坪の広さ分が必要になってきます。
つまり、平家のお家は総2階のお家の、2倍もの広さが必要になるんです。
一方で、2階建てのお家から減るのは階段のみですね。

といったことから、平屋建てのお家は2階建のお家よりも高い!
という結論が導かれます。

平家の価格の真相

ここからが本題です。

確かに2階建てと平屋のお家の床面積が同じであれば、平屋のお家の方が建築費は高くなります。
でもね、2階建ての階段が減るってことは、階段部分の床面積が要らないってことになりますね。
階段の床面積は、概ね1階1坪で2階1坪ほどの床面積になります。
つまり、同じ居住空間の床面積を単純比較した場合、平家のお家の方が2坪も床面積が小さく(狭く)て済むんです。

そのうえ、2階建てのお家を計画した際には、多くの場合は2階に主寝室・子供部屋・広いクローゼットを配置することになります。
階段で2階に昇ってから主寝室へ。又は、子供部屋へ。場合によってはもう一つの子供部屋やクローゼットへ辿り着くための廊下が必要になってきます。

これを単純に平屋建てで考えると、LDKと各部屋を繋げれば廊下はいりませんね。
そうすると、お家の床面積は小さく(狭く)て済みますから、当然ながら建築費用も下がることになるんです。

例えばですが、2階建ての階段をなくすと約120万円のコストダウンになり、廊下も1帖減ると約30万円のコストダウンとなります。

って考えていくと、平屋のお家も全然不可能ではない!ってことになります。

平家の土地の常識

平家のお家を建てるのには、80坪とか100坪の土地が必要ってよく聞きます。
これは極端だとしても、平屋のお家を建てるためには広い土地が必要とされていますね。

以前「意外と広い駐車スペース」のブログでもお伝えしましたが、3台分の駐車スペースだと約13坪は必要です。
それに平家のお家を建てるわけやから、当然土地の広さは広くないといけない。

と、思いがちです。

平家の土地の真相

でも、上で書いてますように、必ずしも30坪の平屋が必要な訳ではないんです。
床面積28坪や26坪で、ご夫婦とお子様2人が暮らせるお家は「設計」によって計画できるんです。

ってなってくると、28坪の平家のお家に駐車スペース3台分で約13坪。
合わせると41坪になります。
大きな庭をとらなければ、50坪で可能という計算になりますね。

当然ながら、前面道路との取り合いや敷地の形状にもよりますが、必要以上に広い敷地は必要がないんです。

まとめ

機能的ではあるけど無駄を省いた小さいお家を計画する。
必要以上に広い土地を購入しない。
ってことを考えると、平屋のお家を建てることが難しいことではなくなりますね。

当然、無駄を省いた間取りのアイデアやったり、必要以上に広くない土地へのアドバイスなんかもクマがさせて頂きますので、一度、お話を聞きに喜々津ホームにおいでくださいな。

ってことで、今回はここまで。
ほな!また!