「良い住宅」の秘訣は「窓」だった!_02 | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

「良い住宅」の秘訣は「窓」だった!_02

kikitsuHome Diary

窓について

前回に引き続き、窓についてです。

お家の性能に大きく関わってきますので、
ぜひ少しでもお役に立てればと思います。

 

窓=サッシ+ガラス

窓を選ぶということは、
サッシとガラスを選ぶということです。

サッシの種類、ガラスの種類をどう選ぶかで
窓の性能が変わってきます。

窓を選ぶ_サッシ

サッシとは、窓ガラスの枠のこと。
よく目にするのは、
銀色のアルミサッシではないでしょうか。

アルミサッシは耐久性が優れている利点があるのですが、
熱が伝わりやすいので断熱性が劣ってしまう欠点がありました。
前回の最後に、
結露の原因は、熱の出入りによってガラスの表面が冷やされるからだ、
とお伝えしました。
つまり、サッシ枠の表面温度の変化が、大きな結露要因となっているのです。

また、最近では「樹脂窓」というワードを聞いたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
新築で樹脂窓を使われるケースも少なくありません。
特徴としてはやはり断熱性。
アルミサッシよりも格段と優れた断熱性能を持ちます。
しかし、強度面や劣化など考えるとアルミの方が優れているため、強度を高めるため厚く重たく仕上がっています。(だいぶ改善はされてきているようです)

他にも、「木製サッシ」があります。
木は熱を伝えづらいので、大変断熱性に優れています。
しかし、経年による劣化(腐食)が見られやすい欠点があるようです。

喜々津ホームでは

「複合サッシ(ハイブリッド窓)」をご提案する機会が比較的多いです。
*LIXIL:サーモスL

複合サッシとは、アルミサッシ・樹脂サッシの特徴を活かしたサッシになります。
サッシの外部面には耐久性・意匠性・採光性に優れたアルミ素材、
内部面は断熱性・防露性の高い樹脂素材を使用しています。

結露のしにくさ、断熱性で言えば
樹脂窓>複合サッシ>アルミサッシ です!

 

窓を選ぶ_ガラス

ガラスにも種類があります。
一般ガラスと機能ガラスに分けられます。

一般ガラスはごく一般的な、一枚でできたガラス。
その中には型ガラスやフロートガラス(透明ガラス)などがあります。
上の写真はモデルハウスの室内窓。一般ガラスです。

機能性ガラスは、生活様式に合わせて変化されたガラス。
ペアガラス、防犯ガラス、強化ガラス、鏡も含みます。

喜々津ホームでは

「ペアガラス(複層ガラス)」のご提案が多いです。
2枚の板ガラスの間に乾燥した空気の層を封入することで断熱性を高めた複層ガラスです。
もっと断熱性を求めるのであれば、トリプルガラスを選定すると、3枚の板ガラスを使うことになるので断熱性がより高まります。
また、中空層にアルゴンなどのガスを封入することで断熱性が上がります!

さらに、喜々津ホームでは
複層ガラス+「LOW-E金属膜」。
LOW-E金属膜をコーティングすることで、
太陽や照り返し等の放射による伝熱を調整してくれます。
冬は熱を逃がさず、
夏は太陽光を適度に遮蔽してくれる…
「高断熱複層ガラス」です!

「窓を決める」タイミング!

お家を建てる場合、「建築確認申請」により建築申請を受けて、
確認済証の交付を受けなければ着工に移れません。
間取りが決まっていることは当然ですが、
実は「窓」も確定しておかなければ、建築確認申請が出せないんです。

間取りのことになると、一生懸命時間をかけると思うのですが、
窓については「わからない」という声も多く聞きます。
でも早く決めなきゃいけないし、バタバタして決めるのも大変です。
早めのうちに、サッシとガラスの種類や
採風としての窓なのか、光を取り込むのが目的の窓なのか…
設計士さんと話を詰めておくとスムーズに進むと思います。

窓について、
2回にわたってお伝えしてきましたが、
窓も奥深いことがわかりました。

「窓」のくくり自体が大きいものなので、
情報が輻輳してしまっている気がしますが…

窓にもぜひ注目してこれから考えていただければ、
より住み心地の良いお家となっていくのではないでしょうか。