不動産の登記(土地)⑤ ~不動産豆知識2~
ホンマに完結!
またまた、登記(土地)の続きです…もう、飽きちゃいましたね…
う~ん…こんな感じの予定ではなかったんやけど…
お伝えしたい事がいっぱい出てきて、とんでもなく長くなっちゃいました。
ってことで、ホンマに今回が最終回にしましょう!
権利部(甲区)
権利部にはね、「甲区」と「乙区」ってのがあってね、あたりまえやけど、ちょこっと内容が違います。
まずは、「権利部(甲区)」です!
この欄は、簡単にいうと所有権を記載する欄になります。
「表題部」ってのは、土地の状態を記録してて、「権利部」ってのは、文字通り土地の権利のことを記録しています。
つまり、この土地は喜々津太郎さんのもの!ってことが記録されています。
でね、内容としては所有者さんの住所と氏名、ほんで何時どのようにして、所有したかが記録されます。
「どのように」ってのは、売買やったり、相続やったりとかってことです。
以前からお伝えしてますように、登記の情報ってのは「消す」ってことはしないんですね。
なので、すんごい土地になると、この「権利部(甲区)」だけで、ものすごい量になるんだよ。
Aさん→Bさん→Cさん→・・・・・Yさんになって、今回Zさんが買いました!
ってことになると、ずっとそれが残っちゃうんですね。
こない長い情報いらんわ!
って人が多いので、登記事項証明書(登記簿)を請求する時に、「全部」か「現に効力を有するもの」ってのを選べるようになってます。
権利部(乙区)
この欄にはね、主に抵当権について記録されています。
抵当権ってのはね、債務の担保として供した不動産………………
長いわ!
そして、わからんわ!
簡単にいうと、この土地を質屋さんに入れたので、いくらお金を借りてます。
って借金についてのことが、記録されてるわけですね。
なので、借金が返せなくなったら、土地がお金を貸している人に取られちゃうんですね。
このような物件が、競売物件として売りに出されることがあるんですね。
競売ってのは、つまり、オークションってことですね、ザックリとですが。
お金を貸す側(一般的には銀行屋さんですね)は、もし、お金が返してもらえなくなっても、対象の土地を競売(オークション)にかけて、買ってくれるであろう金額ってのを考えて、お金を貸してくれるんだよ。
お金を貸す側の人は、損しないようにしてるんですね。
なので、便利地やといっぱい貸してくれるし、不便地やとチョッピリしか貸してくれないってことになっちゃうんですね。
後ね、抵当権のお友達に、根抵当権さんってのがいてます。
根抵当権ってのはね、抵当権とよく似てて……………
いらんか、この説明!またまた、長くなるもんね。
共同担保目録
共同担保目録ってのはね、「権利部(甲区)」と関係が深いんやけど、一緒に質屋さんに入れた物件が記録されてます。
つまり、お家を買う時に、銀行屋さんからお金を借りたとしますね。
そんな時に、お家と土地が一体になって質屋さんに入ってるよ。
ってことなんです。
登記ってのは、土地は一筆ごと、建物は一個ごとに記録されてるので、一体として考えてますよ!ってことを、知らしめないといけないんです。
っていうか、こうしないと知らない人には伝わらないんです。
こんな風に、知らしめてるのが共同担保目録ってことなんですね。
まとめ
長い時間をかけて、長く面白くない文章を書き綴ってきましたが、読んでくれた人に少しは伝わったでしょうか?
少しでも伝わっていれば、いいんですが…
今更やけど、こない小難しいことを覚えなくても問題はありません。
頭の端っこの方に、記憶してるかしてないかぐらいで置いといてください。
でもね、登記ってのは非常に大事だってことは、覚えといてください。
登記がキチンとされていないことで、泣いている人を何人も見たことがあります。
土地を担保にお金を借りようと思ってたけど、登記が不完全のためにお金が借りられない。
登記を完全にするために、多額の費用が必要になる。
結果、お金が借りられず………
ってこんなことになることは、少なくありません。
登記が問題になる時ってのは、切羽詰まった状態の時が多いです。
その時に慌てなくていいように、キチンとした登記を、キチンとしておくってことが大切です。
長々書いてきたけど、登記は大事だよ!ってことを覚えといてくださいね!