喜々津ホームのモビリティハウス -vol.6 従来の役割から解放する- | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

喜々津ホームのモビリティハウス -vol.6 従来の役割から解放する-

この階段一つとってもそう。

従来、階段は2階を行き来するただの手段でしかなかった。
廊下と階段ともに通路の一部でしかなかったのである。

そのように考えると階段はどの場所に置くのが効率的か、邪魔にならないかという考え配置することになる。

ではこのモビリティハウスのようにリビングに置く意味は何か。

日本の土地、まして長崎の土地は狭く、住宅の広さも限界がある。
このモビリティハウスも決して広大な土地と建物でつくられているわけではないことをここで伝えておこう。

その限られた空間の中でどのような役割を果たすか…
それを考えることでおのずと見えてくるものがある。

階段を通路しておくと場所を取る、だからリビングの一部として置いてみてはどうか。
その階段をオシャレにすることでオブジェとしても見ることができないか。
階段下も収納できるようにしよう。ただし、物置ではなく物飾りとして見栄え良く存在させることはできないか。
安全面は一番大事。子どもが小さい頃、自分達が歳をとった後にも昇降しやすいつくりにしよう。
手すりはもちろん小さい子から大人まで掴めるものにし、足踏みの面はできるだけ躓きにくいものにしよう。

また、リビングに階段を置くことで、家族が必ずここを通る中心部にできる。

「おはよう」
「いってきます」「いってらっしゃい」
「ただいま」「おかえり」
「いただきます」「ごちそうさま」
「今何のテレビやっているの?」「ちょっと座っていきなよ」
「先にお風呂に入るね」「どうぞ」
「おやすみ」

こんな声が行き交うリビング…
階段をリビングに置くだけでこれだけのことが想像できるのである。