喜々津ホームのモビリティハウス　-vol.4 ライトの概念を変える-

このモビリティハウスが一般の家であるにもかかわらず、
なぜこのような非現実な空間を演出しているのか立ち止まって考えてみた。

その答えは

『ライト』

にあった。

ライトは円形もしくは長方形の蛍光灯などを想像するだろう。
だがこの家は違う。
このライトこそが非現実的な空間を演出している立役者なのである。

この円形のライトも、私達が知っているそれとは違う。

ライトは部屋に明かりを灯すためのものであるが、この家ではそれだけで役割を終えるのではなく、
部屋のインテリアとしても存在感を出す。

それでいて、主役は建物や家具達。
邪魔しないように灯すからこそ立役者なのである。