登記事項証明書(登記簿謄本)①~不動産豆知識1~
ご存知?
皆さんは登記簿謄本ってご存知でしょうか?
登記簿謄本ってのは、法務局に登記してある情報を記した文書のことなんですよ。
昔はね、法務局の奥の方に登記簿っていうバインダーのオバケみたいのがあったんです。
それにね、和紙に書かれた登記情報を綴じ込んでいたんです。
なので、ものごっつい量の登記簿が保管されてたんですよ。
多分今でもあるはずやけど。
謄本って言葉の意味はね、原本を全て書き写した文書のことを言うんだよ。
後ね、よく似たものに抄本ってのがあって、これは原本の一部を書き写した文書のことを言いいます。
戸籍の謄本なんて言葉よく聞くでしょ?
その登記簿の情報を、今はコンピューターに入力して管理しているんですね。
なので、最近は登記簿謄本のことを登記事項証明書って言います。
昔とは形態が少し変わっちゃったけど、書類の内容としては同じものです。
なので、登記簿謄本が欲しいって言われたときは、登記事項証明書が欲しいって言ってるって思って下さいね。
色々な種類
登記簿謄本にはね、大きく二種類あるんだよ。
一つは不動産の登記簿謄本で、もう一つは法人の登記簿謄本ってのがあります。
不動産も法人も管理する役所が法務局やから、二つとも法務局で受領できます。
注文住宅を考えてらっしゃる皆さんに関係があるのは、当然、不動産の方ですね。
ちなみに、法人登記簿謄本には、会社の社長が○○さんとか、資本金がいくらとかが記載されてるんだよ。
不動産の登記簿謄本にはね、これまた大きく二種類あって、土地と建物に分かれています。
あとね、閉鎖登記簿ってのがあったり、全部事項証明書や、現在事項証明書なんてのもあるんやけど、あんまり気にせずスルーしましょう。
恐らく皆さんが必要になったり、要求されるであろうものは、土地登記事項証明書(土地登記簿謄本)と建物登記事項証明書(建物登記簿謄本)の二種類だと思います。
一つに一つ
不動産の登記事項証明書ってのはね、一つの土地や一つの建物ごとに作られるんだよ。
土地ってのは地番ごとに区切られてますね、この地番一つ一つに登記事項ってのが存在するんです。
建物はね、ちょっと複雑なんです。
一つの建物ってのは、一棟の建物ではない時があるんです。つまり、2棟以上合わせて一つの建物ってこともあり得るんですね。あとね、ちょっと違うけど建物区分って考え方があって、利用する区画ごとに登記事項が存在したりもします。分譲マンションなんかがこれにあたるんやけど、わかりにくいですね。
取り敢えず、一つの土地に一つの登記事項、一つの建物に一つの登記事項が存在するんだってことなんです。
頭の片隅にちょこんと置いとくと、いいことあるかもね!
ややこしい建物
登記的な考え方やとね、主たる建物と附属建物っていう考え方があるんだよ。
ちょっと、伝えにくいんやけど、主たる建物は「住居」として利用していて、離れとして「物置」なんかがある場合なんかがこれにあたります。
これだけやなく色々条件があったりするんやけど、こんな場合は一つの建物として取り扱うことができます。
なので、この建物は二棟(住居と物置)で、一つの建物として登記事項が存在することになりんですね。
↓これで一つの建物ってこともあるんだよ!
後は、区分建物って考え方です。
これはね、分譲マンションなんかが当てはまる考え方なんやけど、一区画が独立して利用できる状態にある時に、一区画ごとに登記事項が存在することがあります。
これも色々条件はあるんやけどね。
こんな風に、登記的には建物ってのは複雑な部分があるってことを覚えといてください。
今回のまとめ
ちょっとわかりづらかったと思いますが、簡単にまとめてみましょう。
登記簿ってのは登記事項証明書ってのと同じってことで、登記事項証明書には色々種類があるんでしたね。
その中でも不動産に関する登記事項証明書は土地と建物に大きく二つの種類があって、土地や建物の一つ一つに登記事項証明書ってのは存在するってことでした。
恐らく、ココトチや喜々津ホームを利用してくださる皆様に関係があるのは、土地・建物の登記事項証明書だと思います。
あれっ?たったこんなけのことを、長々と書いてたみたい!
こんなブログやと誰も読まないですよねぇ…
でも、まぁ他の人のブログとはちょっと違う感じで良しとしましょう!
次回は、登記事項証明書の請求方法なんかをお伝えしちゃおうかなって思ってます。