土地がない…と嘆く前に(厳しめ) | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

土地がない…と嘆く前に(厳しめ)

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
我が家の愛犬「デカ柴”ぷりん”モフ美」ですが、柴犬の宿命「換毛期」がやってきました。
(↑完全にゴジラですよね…)
犬を飼われたことのない方はご理解頂けないと思いますが、考えられへん程「毛」が抜けるんです!

猫なんてもんやないです。
これでもかってぐらいブラッシングしても、一生抜け続けるんです…
こうやって柴犬は増えていくんやろな。ってホンマに思うぐらい。

なので、我が家は空気清浄機にコロコロ、掃除機にブラシ・コームが手放せません。

さて、今回のブログは「土地がない」と悩まれている皆さんに、お届けしようと思います。

土地が見つからない…

土地を購入し家造りをしようとする皆さんに、大きく立ちはだかる問題。
それは「土地を見つける」ということです。

なぜ、土地は見つからないんでしょうか?
答えは実に簡単で「ご要望通りの土地がない」からですね。

この現実を受け止めることから、土地探しは始まります。

まずもって、100%満足できる土地なんてのは存在しません。
このことは何度もお伝えしていますが、恐らく土地探しをされている皆さんには伝わっていないと思います。

立地というのは非常に重要で、一生を左右することになりかねません。
そのため、皆さんがご要望する立地条件は、とても厳しくなります。
「〇〇小学校区で…」
「〇〇駅(バス停)に近い所で…」
「スーパーやコンビニが近い所で…」
といった風になります。

しかし、単純に考えてください。
便利地で周辺環境の良い土地は、絶対に高額ですね。
つまり、言い換えると「予算内で良い土地がない」んです。

家造りの失敗例

喜々津ホームにご来場頂いたお客様には、ほぼ全員に説明することがあります。
それは、「キチンとした資金計画をしないで家造りを始めてはいけない。」ということです。

資金計画をせずに家造りを始めようと、土地を探しだす。
言い換えると、取り敢えず土地探しを始める。ということです。
この行動をしてしまうと、間違いなくご自身の適正予算よりオーバーした土地を購入することになります。

家造りに必要な予算が明確でない状態で土地を探し始めるわけですから、当然ながら予算の上限は雰囲気(感覚)のみです。
しかも、単純に不動産屋さんに相談に行くと、好条件の物件を紹介してくれます。
当然ですね、不動産屋さんは高い物件が売れた方が手数料、つまり、儲けが大きいわけですから。

そして、その好条件の土地を購入し、いざ家造りを始めたら予算が足りない…
または、その予算すら雰囲気で契約してしまう。

といった事が、いまだに繰り返されています。

この様な失敗は、なぜ起きたのでしょうか?

資金計画により、家造りに必要な金額を把握していないからです。
資金計画により、予算の配分ができていないからです。

正しい順序で進めても

資金計画というのが、いかに大切なのかがお判り頂けると思います。
つまり、家造りを考えているご家族の、適正な予算配分を行う事こそ「資金計画」です。

この予算配分を行うと、恐らく、今、皆様が頭で描いている土地への予算を、大きく下回ります。
ほぼ全員の方が、考えていた予算を下回ります。
そして、実際に資金計画で予算配分を行い、適正予算内で土地を探し始めます。

でも、「土地がない」「土地が見つからない」となります。
最初に戻りますが、予算内で良い土地が見つからないんです。
つまり、希望している条件の土地は、予算と合っていない。
という事なんです。

希望している条件の土地は、絶対に高額のはずです。
資金計画を行うと、考えていたよりも予算が少ないのですから。

現実を知る

解決策は、一つです。
「現実を知る。」
ということに他なりません。

「土地がない」と思われている多くの皆様は、現実を理解していない。
ということです。

厳しい表現ですが、間違いなく多くの皆様が当てはまると思います。
試しに、ネットや雑誌の不動産情報の検索を、ご自身の予算を上回る価格で検索してみてください。

かなり条件に当てはまる物件が増えませんか?

だから、予算が足りていない。
という現実を、受け止めることから始まるんです。

ご自身の適正予算で、Bestはどの土地か?
を考えて土地探しするんです。
ご希望の条件をクリアしている土地を探すのではなく、ご自身にとってBestを探すんです。

極端な例(実際の事例です)ですが、資金計画により土地購入費は600万円と算出された方がいらっしゃいました。
相場というものをご説明し、どのエリアが最も好条件となるかもご説明も聞いて頂き、ご納得されていました。
(と、クマが勝手に思い込んでたんですね…)

そして、実際に予算内で好条件の土地を見つることができ、現地でご紹介させて頂きました。
「検討します…」2度目、3度目も「検討します…」
で、色々とお話を聞いていると「長崎市の中央付近がいい」とのことでした。

無理です。
どう考えても、600万円で「長崎市中央エリア、道路との段差もなく、50坪以上で、住宅密集地ではなく、日当りの良い土地」なんて。

こんな風に、ご予算とご希望のバランスが取れていないことが「土地がない」ということに繋がるんですね。

売り出されない

予算のパターンとは違う「土地がない」という事もあります。

例えば、喜々津駅周辺で土地を探している。
といった場合です。

実際問題として、喜々津駅周辺での売地というのは、ほとんど見かけません。
これも予算の時と同じで、ご希望のエリアに「売地がない」ということを受け止める必要があるんですね。
その上でどうするかを考える必要があるんです。

それでも喜々津駅周辺で売りに出される土地を待つ。
或いは、エリアを変えて土地を探す。

二つに一つです。

待つ。
を選択した場合、当然いつになるかわかりません。
宝くじであれば必ず一等がありますが、待っていても売り出される保証はどこにもありません。

一方、エリアを変える。
を選択すると、一気に状況が変わります。
エリアを変えるわけですから、売地のあるエリアを探すこととなります。
これは、先の適正予算との兼ね合いを理解すればいいわけですね。

まとめ

多くの場合「土地がない」のではなく、「予算が合わない」です。
この問題解決は、予算額を上げるしか方法はありません。

しかし、当然リスクが大きくなります。
予算オーバーを招くからです。
そのことを理解しながら、予算額を上げるというのは「あり」だと思います。
その基準とするための「資金計画」でもあるのですから。

無い売地を待つ。
これは、先にも書きましたが、待っても売地は出ない可能性が高いと思います。
その様な賭けが必要でしょうか?

もちろん、色々な事情が重なり合ってくるので、ここで書いたように簡単に済む話ではないことは理解しています。
でも、「土地がない」という問題を解決するのであれば、答えは決まっています。

エリアを変える。
予算を上げる。
売りに出ている物件から探す。

これしかありません。

ちょっと今回のブログは厳しい表現が多かったのですが、現実的に考えないと、無駄な時間ばかり過ぎていく事になります。
家造りを考えた場合、遅くなればなるほど状況は悪くなると思えます。
金利、年齢、そして何より、現在の生活を変えるために家造りを考えたはずです。

目的は家造りであり、新しい暮らしですよね。
そのためには現実を受け止め、家造りをしていかなくてはなりません。
その現実を知って頂くためにも、クマは存在しています。

まぁ、取り敢えず相談してください、クマに。

本当は、もっとソフトに表現しようと考えていたのですが、書いているうちにドンドンと厳しくなっちゃいました。

こんな簡単ではないというのは理解しています。
お子様の学校区の事、現在および老後の生活の事、ご両親のこと…
それらをひっくるめて、土地が探しは考えないといけません。
ご自身のご家族皆様が「重要」と考えるものは何か?
これを見つけないと、土地なんて絶対に見つかりませんよ。

ってことで、今回はここまで!
ほな!また!