注文住宅の価格を抑えるために | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

注文住宅の価格を抑えるために

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
奥様に「前髪が邪魔やから散髪に行かなあかんねん」と何気なく言ったところ…
「私が坊主にしてやろう!」と悪魔の微笑を浮かべニヤニヤしまくりです。

このままでは、寝てる最中に襲われる!
ってことで、早速プロフェッショナルのお店へ足を運んできました。
そんな暮らしぶりの関西弁のクマです。

さて、今回は注文住宅の価格を抑えるために必要なことを、お伝えしたいと思います。

25%と75%

そもそも、お家造りには多額の金額がかかってしまいます。
それは、色々な材料をいっぱい使わないといけませんし、それら材料を職人様達の手によって組み上げる又は取り付けていってもらわなければなりません。
その他、様々なことが関係し、お家造りは高額となってしまいます。

それでは、価格を抑えるためにはどうしたらよいのでしょう?

多くの住宅会社では、いかに材料を安価で手に入れるかということを頑張っています。
当然、安い材料であれば、その分安価で建てられることになりますね。
そして、職人様達の手間を省いていこうと考えるんです。
つまり、今まで2日かかった作業を1日で済ませることができれば、半分の手間賃でいいことになりますね。

ってこんな感じの事は、どこの住宅会社も頑張っていることです。

今回お伝えしたいことは、こんな事ではなく、価格を抑えるためには、間取りから考えないといけないよということなんです。

お家の価格というのは、約25%が内装の仕様や設備の価格になり、その他75%はお家の基本的構造に必要な金額になるんです。
簡単に言うと、変更可能である部分が25%で、変更不可能の部分が75%ですよ。
ってことです。

こう考えると、お家の価格の25%しか占めてない部分の価格を削るよりも、75%も占めている部分の価格を抑える方が、はるかに効率的だと言えます。
そして、この75%の部分を抑えるためには、一番最初の計画から考えないといけないんですね。

無駄を省く①

注文住宅の価格を抑えるのに一番効果的なのは、お家を小さくすることです。

これは何度もお伝えしていますが、これほど大きく変わる要素は家造りにおいて他にはありません。
ですが、せっかくのお家なのにギューギュー詰めになるのは嫌ですよね。

ここが重要です。

家を小さくするには、無駄を省いて小さくしないといけません。
でないと、息苦しいお家になっちゃいます。

では、具体的に無駄というのは、どの様な物があるでしょうか?

最近クマのブログでよくお伝えしている、開けることもできない大きな「窓」。
これなんか、確実に無駄です。
また、そんな大きな窓に限ってプライバシーを守るために立派なカーテンが付いています。
そして更に、台風が怖いのでシャッターカーテンまでついていることもありますね。

これを金額で考えると、カーテン1か所約5万円、シャッター1か所約5万円程のコストがかかってきます。
そうなると、窓の価格にさらに10万円もの費用が必要になるんです。
しかも、こういった窓が4つほどお家にあると、40万円も費用が掛かる計算になりますね。

つまり、最初の計画段階から、窓の役割をきちんと理解し、配置する必要性があるんです。

無駄を省く②

ただただ通るだけの「廊下」というのも無駄と言えると思います。
お部屋として機能していない廊下でも、1帖の広さ辺り20万円から30万円は必要になります。

そして、廊下があることによって、ドア等の建具が必要となってきますよね。
お部屋から廊下が見えてるのって落ち着かないでしょ。
そうなると、リビングでエアコンを作動させ快適な空間を造っているのに、お隣の部屋に行こうと廊下に出ると…

誰も廊下にエアコンを利かせよう!なんて思いませんね。
つまり、廊下があることで、お家の中の空気が遮断され、寒暖差ができやすくなるんです。

せっかく、高断熱・高気密のお家を建てようと思っているのに…

一例ですが、お家の価格を抑えながらお部屋を広く取りたいという一般的ご要望を叶えようとすると、ほぼ総2階建のお家が計画されると思います。
そして、その場合、廊下部分(階段も含む)は、恐らく4帖から6帖ほどの広さが必要になってくるはずです。
廊下の広さが6帖あるとすると、約120万円から180万円のコストが必要になってくるんですね。

ちなみに「シューズクロークの広さよりも…」のブログでも書きましたが、お部屋の中でも人が通り抜ける動線がある場合は、その部分は廊下と何ら変わりません。

お金を払ってでも、廊下が欲しい!
っていう人は別にしても、一般的に考えると必要ないですよね。

こういった事を考えることができるのは、最初の計画段階なんです。

ちなみに上の画像は、廊下をフリースペースとして活用することで「ただ人が通る廊下」ではなくなっています。

無駄を省く③

あまり賛同を得られないかもしれませんが、「必要以上の部屋の広さ」も無駄だとクマは考えています。

お部屋の広さって、よくよく考えると漠然としてませんか?
何となく、雑誌なんかの情報をうのみにしてしまい、LDKは25帖以上欲しい!
とか、子ども部屋は6帖ないと勉強ができない!
って思ってませんか?

例えば、お子様の部屋を考えた場合、シングルベッドは約1帖程の大きさです。
そして、勉強机は約0.5帖ほどで椅子の部分が0.5帖程。
こう考えると、余裕を含めてもお子様の部屋で占有される広さは2.5帖ほどなんです。

でも、多くは6帖の子ども部屋を基本としていることが多いと思います。
それらを見ているから、6帖が欲しいとなるんでしょうか?
それとも、ご自身が小さい時に6帖以上ある部屋で過ごしたからでしょうか?
逆に、ご兄弟様達と相部屋だったので、広いお部屋がよいと思っているのでしょうか?

どの様な理由にせよ、潤沢な資金がある場合は、広いお部屋にしても全然構いません。
ですが、価格を抑えたい!
となった時には、使用しない空間は無駄なんです。

もう一つ、主寝室ですが、一番ご要望の多い広さが8帖です。
ドレッサーやタンスを置かないお部屋に8帖もの広さが必要でしょうか?

ダブルベッドのサイズは1.4m×1.9mです。
そして、6帖のお部屋の広さの内寸法は、3.51m×2.6mあります。

2つ置けるんですよ。
6帖のお部屋にダブルベッドが。

ただ寝ることが目的の主寝室に8帖もの広さが必要でしょうか?

まとめ

繰り返しになっちゃいますが、潤沢な資金がある場合には、どの様な無駄があっても問題ないんです。
ですが、実際問題として、潤沢な資金がある方というのは少ないと思います。
もちろんクマも一緒です。

そんな中で、お家造りを考えていくわけですから、無駄を省く努力は必要ですよね。

ただ忘れないでください!

これは、あくまでも考え方を書いています。
お家を建てたい方が、絶対にお子様の部屋は8帖の広さが欲しい!
というご要望が重要なのであれば、当然、それを最大限叶えようと努力します。

周りを見るとそうだから。
雑誌やテレビで言ってたから。
って感じで流されて、受け入れてしまわないでくださいね。

お家を建てるご家族にとって、本当に必要な物をしっかりと見極めて、最初の段階からお家造りは考えていきましょう。
もちろん、クマは全力でご協力させて頂きます!

ってことで、今回はここまで。
ほな!また!