洗面脱衣室こそ日当りを! | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

洗面脱衣室こそ日当りを!

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
ヒグラシというのがセミだということを、昨日知ってビックリしている関西弁のクマです。
ビックリして、早速、奥様に「ヒグラシってセミなんや!」って報告したら、北極海で泳いでるのかな?っていうぐらい冷たい「そうや。」を頂きました。

ちょっと一緒に盛り上がりたかったのに…
だって虫って怖いんだもん…

さて、今回のブログは洗面脱衣室についてお伝えしようと思います。

洗面脱衣室とは

読んで字の如くですが、洗面所と脱衣所が一緒になったお部屋の事です。
脱衣所なので、お風呂の横に配置されることが普通ですね。

昔ながらの洗面脱衣室は、洗面台の横に洗濯機が置かれ、浴室への扉がある。
って感じですが、洗面脱衣室って込み合いますよね。
ご夫婦だけのご家族でも、朝なんかはゴチャ!っとなりがちです。
ましてや年頃の娘さんがご家族にいらっしゃると、その数倍混雑するでしょう。

なぜでしょうか?

簡単ですね。
朝からご家族皆さんが、使用することになるからです。
顔を洗う、歯を磨く、お化粧をする、身だしなみを整える…
こういったことを洗面脱衣室で行うために、家族間戦争になる訳です。

この様なことは想像が付きますので、近年は色々と考えた配置になってきています。

洗面の数

洗面脱衣室の一部屋の中に、洗面を2つ設置すると、一気に渋滞が緩和されます。
洗面が二つあることで、お子様が歯を磨いているときに、お父さんは身だしなみを整えることができますね。

こんな風に洗面を2つ配置する。という考えも面白いと思います。

一般的に洗面脱衣室は約1.7m真四角で、計画されることが多いと思います。
いわゆる一坪サイズです。
各メーカーの洗面台の標準的サイズが約75cm、洗濯機が幅約65cmなので、ちょうど収まりがいいですね。
というか、これを標準に製品寸法が決めれれています。

この洗面脱衣室の一方を約2.6mにすると1.5坪サイズになるのですが、洗面を二つ設置し洗濯機を一台分置くのに丁度よくなります。
しかも、最近は洗濯機がドラム式となっていますので、上下に重ねる強者もいてますよ。

兼ねる

共働きのご家庭が増えてきたので、洗濯物は室内に干したい。
という方が増えてきました。

そうすると、サンルームを造ろう!
となりがちですが、サンルームなんて作らなくても洗面脱衣室を少し広くし、日当りの良い場所に設置すれば問題ありません。
そうすることで、室内干しの部屋としても機能することになりますね。

洗濯物を室内に干すことで、泥棒さんはお家の家族構成がわかりにくくなります。
また、室内に干すのであれば下着なんかも気にしなくてもいいですね。
つまり、プライバシー確保が容易になります。

サンルームっていう部屋を足す発想ではなくて、絶対に必要な部屋を「兼ねる」という発想を用いることで、必要以上のコストアップにはなりません。

たとえば、3帖のサンルームを造るのに、約100万円ぐらいかかることになります。
でも、洗面脱衣室を畳1枚分広くする計画であれば、約30万円程のアップで済むことになります。

コストアップを抑えつつ室内干しを可能にし、朝の渋滞緩和の計画もできますね。

日当り

この洗面脱衣室で重要になってくるのは、日当りです。
古臭い固定概念にとらわれていると、水まわりは必然的に日が当たらないジメジメ空間に追いやられます。

なぜなら、お部屋(リビングなど)には日光を取り入れるために、大きな窓をつけないといけない。
という固定概念がありますね。
そうすると、リビングが南側を独占してしまい、水まわりは北側へ追いやられる結果になってしまうからです。

その上、洗面脱衣室には大きな窓は…
って固定概念もありますね。

ガラスの種類の中に「フロストガラス」というのがあります。
一般的には「すりガラス」と同じようにとらえられているガラスの事です。
厳密にいうと、違うものなのですが。
これを洗面脱衣室に使用することで、大きな窓を設置してもプライバシーは守られ、日光も取り入れることができます。

いっそのこと、洗面脱衣室を中心にお家造りを計画してはどうでしょうか?
突飛な感じですが、この考え方は非常に理にかなっていると思います。

共働きが増えた現在、お家で寛ぐのは陽が沈んでからが多いです。
そうすると、リビングに必要以上の日光なんて取り入れる必要がないとも考えられます。
それであれば、南側にドーン!と配置せず、日光を程よく取り込むことができる西側などに配置すればいいのではないでしょうか?

或いは、洗面脱衣室に天窓(トップライト)という選択も面白いですね。
建築基準法で天窓は、同じ大きさの通常窓の3倍もの光を取り込める。
として計算します。
(建築基準法では、居室の光の量というのが要求されるんです。)
つまり、それだけ日光を取り込みやすいということなんです。
これを、一つ設置するとジメジメ洗面脱衣室が、サンルームに早変わり!
ってことになる訳ですね。

まとめ

どうでしょうか?
洗面脱衣室について、ちょっとしたアイデアや、考え方何かを書きましたが。

おそらく、このブログを読んで
「そんな上手くできるわけがない!」
「洗面脱衣室を広くできない!」
などの意見があると思います。

もちろん、そうですよね。
でもね、注文住宅でお家を建てようとするのであれば、古臭い固定概念にとらわれるのは、とってももったいないと思います。
なぜなら、注文住宅であれば、自由な発想でお家造りができるからです。

注文住宅を選択したのに、規格住宅と何ら変わらない間取りでお家を建て、照明やクロスにこだわりました。
ってのは、注文住宅である必要性がありませんね。

一流メーカーのバッグを持っている人が一流なのではなくて、一流の人が持っているバッグが一流メーカーに見える。
ってことを、表現できるのが注文住宅です。
(抽象的過ぎて伝わんないかな?)

注文住宅というのは、ご家族の将来を含めた暮らし方によって、千差万別になるべきお家です。
その注文住宅を選択された方には、固定概念にとらわれず自由な発想でお家造りを楽しんでいただきたいです。
その楽しみのご協力を、クマにさせてくださいね。

ってことで、今回はここまで。
ほな!また!