先延ばしにした家造りの問題点 | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

先延ばしにした家造りの問題点

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
奥様が「なに一つ残らずGetした時こそ本当のクリア!」って、訳の分からんことを力説しながら、ドラゴンクエスト11の2回目に没頭してはります。
クマが誕生日にプレゼントした「ニノ国2」ってゲームを封も開けず大切にしまいながら、次のゲームがあるって嬉しい!って、満面の笑みで笑ってはります。
クマは早く「ニノ国2」をプレイしてみたいんやけど…

さて今回は、家造りを先延ばしにしたらどうなるのか?ってことをお伝えしたいと思います。
家造りを先延ばしにする理由には「頭金を貯金する」「お子様がもう少し大きくなってから」など、様々な理由があると思います。
つまり、これらが先延ばしにする事によるメリット。
と思われがちですが、本当にそうやろか?

問題点①~貯金~

5年程我慢して頭金を準備しよう!って考える方は多いと思います。

…します?

クマは恐らくできません。
もし今現在からできるのであれば、前からできてたんやないかな?

例えば、家賃10万円の賃貸住宅にお住まいの方が、5年間で頭金を300万円貯めようと計画したとします。
5年間で300万円やと、単純計算で月々5万円貯金が必要です。
そして家賃は貯金計画期間でも10万円は支払わないといけませんから、月々15万円の負担が必要になりますね。

であるならば、家賃をベースに住宅ローンを考えた方が楽ではないでしょうか?
300万円を35年ローンで返済したとして固定金利1.5%とすると、月々9千円程になります。
月々11万円で住宅ローンを組めば、5年間メチャメチャ節約し、我慢した生活をするよりも、はるかに豊かな生活を送れるのではないでしょうか?

因みに、固定金利1.5%で35年ローンを組んだ場合、月々11万円支払い可能であれば、約3,500万円程貸してもらえる計算になります。

現実的やないかな?

問題点②~お子様との時間~

同じ様に5年間貯金期間と設定したとします。
仮に、現在お子様が2歳だとすると、5年後は当然7歳になっていますね。
お子様が18歳で独立すると考えると、新居での暮らしは11年となります。
しかも、お子様も15歳にもなれば、ご両親の手を離れているんやないかな?

ってことは、5年後にお家を建てると、新居で一緒に楽しむ時間は8年。
直ぐにお家を建てると、13年間新居で一緒に想い出を作ることができます。

お子様との時間で、この差は大きいのではないでしょうか?

問題点③~消費税~

来年(2019年)には、消費税が8%から10%に上がります。
もう、目の前です。

仮に2,000万円のお家を建てたとすると、消費税8%だと160万円、消費税が10%になると200万円掛かることになります。
その差、40万円です。

これが高いか安いかではなくて、お家造りのタイミングだけで、これだけのお金の差が出るってことを知っておいて下さいね。

クマは個人的には消費税よりも次の方が心配ですが…

問題点④~金利~

この1年で、確実に銀行ローンの金利は上昇しました。
ちょっとうろ覚えなので申し訳ないのですが、確実に0.5%は上がっています。

実際に、日銀総裁は0金利政策をやめると発言していますので、「今」より上がることは間違いありません。
この0金利政策をやめる理由は、簡単に言うと、物価を上昇させる為です。

物価が上がると、当然、金利も上昇します。

例えば、住宅ローンで3,000万円借りた際に固定金利1.5%だとすると、総支払額は約3,860万円にもなります。
これが、金利0.5%上昇すると、総支払額は約4,180万円になり、差額は320万円。
金利1%上昇すると、総支払額は約4,500万円にもなり、差額は640万円にもなってしまいます。

この5年間で金利が1%上昇する可能性は、決して低くありません。
逆に金利が下がる可能性は、とても低いです。
となると、頭金貯金500万円しても総支払額では、少しも得にならないことになりますね。

この金利の考え方は、非常に複雑な要素が絡みますが、住宅ローンは返済期間が長いことから、総支払額に大きく影響を与えます。
消費税よりも、こちらの方が問題点としては大きいと思います。

問題点⑤~完済時~

家造りを5年先延ばしにすると、完済時は5年遅くなります。
現在30歳の方が、住宅ローン35年組む計画だと65歳で完済となりますね。
一応、国の方針として65歳が定年とし、年金を支給する計画になっています。
このことは少し曖昧で当てにはできませんが、そうなっています。

これが、5年後に始めると70歳で完済になりますから、65歳から5年間は定年後となります。
今から超高齢化社会に間違いなくなりますので、年金支給年齢も引き上げられる可能性も非常に高いです。
そうなると、とっても不安要素が多くなりますね。

問題点⑥~土地~

家造りを先延ばしにしている間も、お子様は成長します。
例えば、先延ばししている間にお子様が小学校へ入学すると、その校区から変更することは避けたくなるでしょう。
そうすると、土地探しがとても限定地域となってしまいます。

土地探しの際の難しい点でもあるのですが、地域を限定しすぎると購入できる土地は限られてきます。
結果、高額の土地を買わざるを得なくなったり、永遠と待ち続けないといけないくなります。
または、家造りそのものを諦めてしまうようになります。

土地には、掘り出し物なんて絶対あり得ません。
売りに出ているものから吟味し、購入することが大切です。

まとめ

こんな風に、家造りを先延ばしにしても、メリットってあまり感じられないんです。
この先延ばしにする考え方(頭金を貯金する)なんかを整理していくのが、資金計画になるんですね。

資金計画ってのは、家造りには、これぐらいかかりますよ。
ではないんです。
コストやリスクを理解し調整していく事が、本当の資金計画なんです。

家造りは未来創造です、より長く笑顔で生活できるよう考えていきましょう。
そのためには、とっても大切な資金計画をキチンとしましょうね。

ってことで、今回はここまで。
ほな!また!