簡単なお家の外観イメージアップ作戦
皆さん、こんにちは。
奥様から「今日の晩御飯はラーメン屋さんに行きます。」
「なぜなら!半額セールやから!!」
との通達を受け、二人で晩御飯にラーメンを食べに行きました。
でもね、「ラーメン以外の値段は納得できないので、後でコンビニに寄ります。」と…
それやったら、最初からコンビニでラーメン買えばいいのではないだろうか?
という疑問を残しつつ、食後にコンビニへ行き、サイドメニューを買って帰った関西弁のクマです。
今回は、お家の外観についてお伝えしたいと思います。
つまり、外から見た時にどう見えるか?ってことですね。
外観というのは、基本的にご家族の評価よりも、他人様が判断し評価することとなるお家では珍しい要素です。
三つの要素
せっかくお家を建てるのでカッコいい外観がいい!
とにかく、どこにでもあるような外観は嫌!
シンプルな外観でいいけど、飽きないようにしたい!
など、お家の外観についてのご意見は色々あると思います。
お家の外観というのは、お家のイメージ・見栄えを決定づける大きな要素ですので、手を抜くことはできませんね。
お家の中はとんでもなくグチャグチャでも、外観がキレイにまとまっていると、外から見る人は「お家の中もキレイだろうな。」と、想像してくれます。
上手くいけば「住んでいる人もお洒落なんだろうな。」と、勝手に感じてくれます。
では、お家の外観を見栄えよくするためには何が必要なのでしょうか?
まず、お家の外観を決定づける三つの要素があります。
それは、「お家の形」「窓」「色と素材」の三つです。
この三つがバランスよく整ったときに、お家の素敵さが増します。
一つ目の「お家の形」は、間取りプランに大きく左右される部分ですので、ちょっと置いときましょう。
窓
二つ目の「窓」ですが、これは多くのお家に必ず出てくる要素ですね。
窓については、クマに秘策があるのですが、それはお会いした時にお話しましょう。
さて、窓にはいろいろな種類があるのですが、一番ポピュラーなのが「引違窓」だと思います。
この「引違窓」を多用すると、カッコよさや知的さは感じにくくなってしまいます。
なぜかというと、「引違窓」は価格が安いけど窓面積が大きいので、昔から日本ではよく使われてきました。
ということは、ローコスト住宅や建売住宅に使用されることが多く、上質さを感じなくなってしまってるんですね。
しかも、「引違窓」というのは、気密性もそれほど高くなく、風を取り込むのも苦手な窓なんです。
なので、デザインを重視した設計士さんや、性能を重視した住宅会社さんでは「使わない」としている所もあるほどです。
とはいえ、予算の関係などから「引違窓」を使うことは、通常よくあります。
その際は、数を並べると良いと思います。
「引違窓」を連続で並べることで「ガラス感」の方が強調され、「引違窓」感を消せるんですね。
そして、設置する窓の高さやサイズ、位置を揃えることでグンっ!と外観は引き締まってきます。
間取りプランにも関係してきますが、窓の横幅サイズを揃えたり、高さを揃えたりすることで、お家のイメージはかなり変わってきます。
もちろん、窓をランダムに並べカッコよく見せているお家もありますが、一番簡単なのは「引違窓」を多用せず、窓サイズと位置を揃えると、お家の外観はスッキリカッコよくなります。
色と素材
「色と素材」は、お家の外観ということでいうとお化粧みたいなもんかな?
なので、とっても重要な要素ですね。
外壁の色で人気なのは白やベージュなんですが、使用できる色っていうのは、恐ろしいほどの数あります。
ちなみに白を選択した際には、光を反射させる効果があるので、お家の周辺が明るくなる効果もあります。
そして、これを人の目が感知し、白いお家は清潔感と繋がることになります。
ただ、白い外壁は汚れが目立ってしまいます。
喜々津ホームの標準仕様である「漆喰」は、通常のサイディングに比べ、圧倒的に汚れにくい素材ですが、汚れなくはないです。
この辺の事は、お家が建つ位置も関係してくるので、吟味する必要がありますね。
黒を主体としたお家では、落ち着いた感じを得ることができます。
黒と木目というのは、とっても相性の良い組み合わせですし、和風建築にも似合います。
カッコよさを求めるのであれば、黒の外観お勧めですよ。
ただ、黒いお家ってのは良いイメージは持たれていない方も非常に多いです。
実際に黒は光を吸収するので、暗く見えがちです。
そんな事から、マイナスのイメージを連想されるのでしょうか?
クマはお勧めしない色としては「緑」です。
最初はいいんやけど、年月が建つと少し色が褪せてきて「コケやカビ」をイメージしてしまうんですね。
これはね、実際に昔クマが図面を書いたお家がそうだったの。
その時から、緑は辞めた方が…と、お伝えしていたのですが、10年後の今はとっても古臭く見えています。
また、素材も重要で、ただただ真っ平らな壁が白だと、とっても安っぽくなってしまいます。
出来る限り凹凸が出るような素材を選択することで、色が見る角度によって変化を持ち始めます。
喜々津ホームの漆喰壁なんかもそうですね。
遠くから見ると、ただの真っ白ですが、近づくにつれて表情があるのがよくわかると思います。
そして、色分けをする際には、2色で考えるといいと思います。
あまり多くの色を使うと、まとまりがなくなってしまうので。
また、平面的に色分けするお家も多いですが、こちらもあまりクマはお勧めしません。
なぜなら「せっかくやから色分けしてみよう。」程度の感じのお家が多いんですよ。
特に、建売住宅やローコスト住宅で。
それであれば、突き出たバルコニー部分だけとか、凸凹を利用して色分けすることをお勧めします。
まとめ
今回のブログは、少し趣向を変えて、敢えてデザイン的な要素をお伝えしてみました。
クマがデザインなんてお伝えしていいのだろうか…?
と、悩んだんですが、クマの言うことだけを聞く訳やないので、ちょっとしたアイデアや気付きとしてとらえてください。
設計士さんというのは、間取りプランだけやなくて、外観のイメージまで考えてお家の設計をしてくれます。
その意図を組みながら、ご自身の考えているイメージに近づけていきましょうね。
お家造りで大切なのは「なぜ」そうしたのか。です。
なぜ、ここに窓があるのか?
なぜ、白或いは黒なのか?
そんなことをお話ししながら、お家造りを楽しんでいきましょうね。
ってことで、今回はここまで。
ほな!また!