シューズクロークの広さよりも…
皆さん、こんにちは。
先日、お昼ご飯をスタッフの「ゴリラ小田さん」とコンビニに買いに行ったのですが、クマは「ミニクロワッサン」を購入し、ゴリラはなんやわからんラーメンの様なものを購入していました。
で、事務所で食べようと準備していると、ゴリラがそのラーメンを電子レンジにぶち込んでいます。
クマは心の中で
「へぇ~、コンビニのラーメンって電子レンジで温めるんや…」
「お湯って、いつ足すんやろう…?」
「スープの袋がはじけたりせえへんのかな…?」
などと、思ってたのですが…
出来上がったラーメンを見て、ビックリ!
温めるだけで、スープが登場してるじゃないですか!
知らんかった…
そない簡単にラーメンが食べられるなんて…
未来が来てますね!
って顔をしてると、ゴリラ&サル田中さんから
「平成も終わるのに、昭和人め!」と、罵倒されてしまいました。
だって知らんかってんもん。
かす~かに以前、同じようなシチュエーションで笑われた記憶がない訳ではないけど…
ちなみに、ゴリラ・サルのあだ名は、小田さんJr.が付けたあだ名です。
小田さんJr.はクマは一目見て、「クマ」と納得してたようでした。
さて、今回はシューズクロークについてお伝えしたいと思っています。
最近人気ですね、いろんな雑誌なんかの間取り集には必ず入っています。
なぜ人気?
なぜ、シューズクロークが人気なのでしょうか?
少し前までは一番の理由は「玄関をスッキリ広く見せたい」だったのですが、最近は「ベビーカーや傘などを収納したい」に変わってきたようです。
つまり、最近は「シューズクローク」と言うより「土間収納」といったことを望まれているのだと思います。
クマのお家にはシューズクロークなるものはないので、傘立てや愛犬の散歩道具なんかは玄関に置かれています。
なので、スッキリした感じは皆無ですね、特別広くもないですし…
そう考えると、新しいお家を建てるとすれば、クマも「土間収納が欲しい」と要望すると思います。
つまり、靴を代表とするお部屋には持ち込みたくないけど、外に置きっぱなしはどうかな?っていう外用品を収納するスペースが欲しい。
ということなのですが、この理由は、玄関がゴチャゴチャするのは嫌!
ってことになると思います。
広さよりも①
どの部屋でも同じですが、お部屋の広さは広い方がいいですよね。
シューズクロークも一緒です。
ですが、いつもお伝えしているように、広くなればそれだけコストが必要になる訳ですから、そこは十分に理解しないといけません。
色々な雑誌や広告を見ると、シューズクロークは約1.5帖の広さを確保しているようです。
この広さであれば、棚の奥行きを35cmとし、人が一人余裕をもって通ることができますので、十分と言えると思います。
ベビーカーなど折りたたんで収納できるものについては、この広さで問題ないと思います。
ただ、高さが問題になりやすいんですよ。
例えば、固定式の棚を設置するのであれば、収納する用具の高さは厳密に計測しておかなければなりませんね。
なので、シューズクロークなど段数が必要な棚、例えば、パントリーやタオルの収納棚などは、可動式の棚を計画する方が良いと思います。
そうすると、ブーツの様な背の高い履物や、レインコートなども収納しやすくなると思います。
広さよりも②
もう一つ重要なのが、シューズクロークに扉を設置するかしないかです。
扉を設置すると、扉を閉めた際に玄関がスッキリするイメージが強いと思います。
でもね、玄関はそう広い空間ではないので、狭苦しく感じるということだってあるんですよ。
この辺は感覚の違いになるので難しいですが、クマは扉なしをお勧めします。
その方がコストも下がりますもんね。
シューズクロークに扉を設置するというのは、施工的には手間がかかります。
玄関土間と同じ高さでシューズクロークの土間も仕上がることになるので、基本的に上吊りの扉になるからなんですね。
そして、お家の床の事を考えて設置しないといけないので、扉を閉めた際は扉の下約30㎝は開いた状態になることが多いです。
あと、扉を付けて締め切ることが多いのであれば、においの対策も取っておかないといけないと思います。
例えば、換気扇の設置や、小さな窓の設置なんかです。
窓を設置することで、明るさの確保にも繋がりますのでお勧めかな。
そして、扉の種類も重要です。
基本的に片引戸となることが多いと思うのですが、ドアを選択した場合には、ドアが開く部分には物は置けません。
そして、人がいるのを知らないで開けてしまうと、ドン!
広さより③
クマが一番お伝えしたい事なんですが、シューズクロークを通ってキッチンやパントリーなどのお部屋に動線を取ったりすることがあると思います。
これって必要ですか?
確かに、お買い物してきた商品を運ぶのに手間はかかりませんね。
少しは楽になると思います。
でもね、空間を通り抜けるということは、その部分には絶対に物は置けません。
っていうことは、人が通るだけの空間。
つまり、廊下を造っていることと同じになる訳です。
通り抜ける部分を造るだけで、収納力は大きく下がることになります。
上にも書いたように物が置けない部分ができるうえに、棚を付けられるはずの壁がなくなる訳ですね、出入口が必要になるので。
で、シューズクロークから直接行きたいお部屋はキッチン周辺になると思います。
最近のお家は、キッチンが独立している訳でなくLDKとなることが多いですよね。
エアコン効率や、お部屋から直接土間が見えるのも嫌ですから、シューズクロークへの出入り口には必ず扉が欲しいとなります。
つまり、シューズクロークを通り抜ける間取りにすると、シューズクロークの収納量を減らすこととなり、廊下が増え、扉の設置がいるということになります。
これらの事は、全て価格に跳ね返ってくることになるんですね。
シューズクロークを考える際には、この点は注意していた方がいいと思います。
まとめ
なんか最近コストの事ばかりブログで書いてるような気がしますが、お家を建てる際にはとっても重要だと思います。
そして、いかに無駄な部分を省くかが、価格を抑えるポイントです。
良い家というのは、色々な捉え方ができますよね。
動線、断熱性能、耐震性能、光熱費、維持費…
これらのことは、お家を建てるうえでとっても重要です。
ですが、これらのことは全てお金を掛ければクリアできるんです。
これからの時代は、年金、医療費など問題が山積で、可処分所得(自由になるお金)が少なくなると考えられます。
そんな中で、お家づくりを考えた場合には、やはり、価格を抑える必要があると思います。
もちろん、そこにコストがかかることを理解し、納得の上であれば、何一つ問題はありませんよ。
一つの考え方としてとらえてくださいね。
ってことで、今回はここまで。
ほな!また!