土地に掘り出し物がない理由 | 注文住宅・新築・リノベーションなら喜々津ホーム 諫早市・大村市・長崎市のこだわり工務店

土地に掘り出し物がない理由

kikitsuHome Diary

皆さん、こんにちは。
我が家は24時間エアコンフル稼働させているのですが、昨日、夜中にあまりに寒くて目が覚めちゃいました。
エアコンの設定温度を確認したら「22度」………
寒すぎる!

ってことで、室温設定温度を上げて、奥様も寒いだろうと思い、もう一枚掛布団を…

既に毛布にくるまってるやん!
しかも、クリーニング後に、しっかり収納してたはずの毛布やん!!

謎や…
奥様は、なぜエアコン設定温度を変えへんかったんやろう…?
そして、なぜクマには毛布の片隅も掛かってないんやろう…?
やはり、新手のいじめなんやろうか…

毎日起こる我が家の不可思議現象は置いといて、今回のブログは土地についてお伝えしたいと思います。
その中でも、掘り出し物物件についてです。

掘り出し物

掘り出し物っていうのは、思いかけず安くで買えた物のことをいいます。
土地の場合でいうと、めちゃめちゃ好条件の土地を「周囲と比べて」安くで買えた。
ということになりますね。

クマは喜々津ホームのお客様に「掘り出し物なんて出ませんよ。」と、お伝えしています。
クマがあまりにストレートに表現するので、お客様の中にはちょっと不機嫌になる方もいらっしゃいます。

お客様を不快にさせる表現をしているクマの言葉は大いに反省が必要ですが、土地に掘り出し物なんてありません。
では、なぜそう言い切るかをご説明したいと思います。

土地の価格の決め方

土地の販売価格を決める際に、どの様な方法でするかご存知でしょうか?
ほとんどの方は知らないと思います。

一言でいうと、周囲の土地販売価格とのバランスを考えて販売価格を決定します。

例えば、売り出そうとする土地があるとします。
まず何をするかというと、周囲の土地がいくらで売却されたかを調べるんです。
その売却されたサンプルの土地を3か所ほど設定します。
そして、売り出したい土地と比較し、販売価格を決めるんです。

つまり、周囲との比較によって販売価格というのは決めていく事になるんです。
ってことは、周囲とのバランスが自動的に保たれることになりますので、掘り出し物なんてのは出てこないことになるんです。

もう一つの方法は、評価額など公的機関が示した価格を基に算出することです。
ですが、この方法の基本である、公的機関が示した価格(評価額など)も、周囲とのバランスを保つことが前提で決定されます。

つまり、何度も書きますが、バランスを取った価格になるんです。

不動産屋さん

土地を売却したいと考えた時に頼りになるのが、不動産屋さんですね。
ご自身で売却宣伝をし、買いたい人と交渉をし、金銭のやり取りをする。
なんてことは、ほとんどないと思います。

不動産屋さんというのは、基本的に手数料で生計を立てる職業です。
その手数料というのは、仲介手数料の事になります。
お聞きになった事があるんやないかな?

この仲介手数料というのは、売買価格に応じて増減します。
つまり、高額で売買が成立すればするほど、不動産屋さんの仲介手数料は上がっていく仕組みになっているんですね。
例えば、500万円で売買契約した時には21万円の仲介手数料ですが、600万円になると24万円になります。

つまり、土地を売りたいと思った人が頼る不動産屋さんは、なるべく高く売りたいわけです。
そうすると、当然、不必要に安い(掘り出し物になるような)販売価格を設定しませんね。

掘り出し物というからには、当然、好条件があるはずですね。
好条件があるってことは、売れやすいってことです。
にもかかわらず、販売価格を下げて仲介手数料を安くするなんてことがあるでしょうか?
普通考えて、ありえませんね。

まとめ

こんなことから考えると、掘り出し物がないってことがわかると思います。

例えば、個人的に販売している土地があったとして、それがすごく安かったとしましょう。
見ず知らずの相手に、大切なお金を渡せますか?
後日、土地の件でトラブルが発生した際に、責任を取ってくれるでしょうか?

凄く売り急いでいる土地の所有者さんは、相場より安く販売するかもしれません。
でも、そんな宝くじに当たるかどうかと一緒の可能性にかけますか?

土地の購入を考えているのであれば、現在売り出されている物件の中から選択することがBESTです。

その売り出されている物件の中から吟味するんです。
少々の土地のデメリットなんかは設計でカバーできます。

この土地は〇〇やからダメ!
あの土地は△△やからダメ!

ダメなところを探していても、土地なんて購入できませんよ。
つまり、お家なんて建てられません。
それよりも、クマと一緒に、その土地では、どんなお家が建って、どの様に暮らせるかを考えていきましょう。
もちろん、笑顔でね。

ってことで、今回はここまで。
ほな!また!